国民生活センターに相談があったらしいです。
インターネットで検索した、1日に数千万円も稼げるというアフィリエイト内職に興味がある。業者から儲かる、サポートもするし、返金制度もあると言われたが信用できるか。
これは、最近はやりの秒速で1億円の影響なんですかね。
ただ書くだけで1日に数千万円も稼げるアフィリエイトって、もはや内職でもなんでもない気がしますが。
目標金額で逆計算してみましょう
「amazonが楽天の売り上げを上回っているので、きっとamazonの方が売れるよね」と仮定し（笑）、
amazonのアフィリエイトの紹介料で100万円稼ぐとしましょう。
商品や売上によって紹介料の％は上下しますが、大体紹介率が3.5%としても、2857万円ちょっと売らないと100万円にならないですね。
100万円（目標報酬） ÷ 3.5%（amazonの紹介料％） = 2857万（売上げ）
（それでも日amazon.co.jpの売上7300億円からみると、1/25,550なんですね。）
ざっくり、ゲームソフトなんかのアフィリエイトサイトを立ち上げるとしましょう。
一本6000円のソフトを売ったとしても、4761本売り上げる必要があります。
2857万（売上げ） ÷ 6000円（ソフト一本当たり） = 4761本
しかし、アフィリエイトサイトをみている方の全員が、100%購入するわけがありません。
3%の購買率（若干高めの率）だとしても、158,700人のユーザ数が必要ですね。
4761本 ÷ 3%（購買率） = 158,700人
つまり大体、1.3万人／月、426人／日近いユーザ数の確保があれば非現実的じゃなくなります。
（この時点で、バックエンドの環境をそれなりに整えてないと、場所によってはサーバー落ちしそうです）
まぁあくまで購買率も理想値なので、実際にそれだけのユーザがいたとしても購入されるかどうかは全く別の問題なんですが。
そんなこと言いつつも、複数サイト用意して、PPC広告やメール広告なんかで広告費をかければ、割と現実的な数字になるのかなと思ったりしています。
複数サイトを用意するにもドメイン費とサーバ費、さらに複数サイトのマネタイズ管理やサイト構築ができる知識がないと、なかなか難しいところです。
さらに、検索エンジンgoogleの基準改定により、リンク集だけのサイトはほとんど検索結果から外されてしまいます。前述した通りの知識と、きちんと内容を作り込んだ上で、サイトを何百単位で作れる方であれば、可能性はあるのかもしれないです。
勿論、広告を出すには費用がかかるわけですが、この広告費がアフィリエイト報酬を上回り、利益が出ない状態になったら元も子もないお話で。
年間だか月単位だか日単位だかしらないですが、たとえ100万円稼いだとしても、どれだけの利益（純利益）が出たのかという辺りの情報が一番重要な部分なのですが、このジャンルではその手の話がまず出てこないのが不思議なところです。
やる前に、計算しましょう。。
昔からオークションで情報商材ネタは販売されていましたが、それらのほとんどが「この情報を売って換金してください」的なものでした。それが最近は、セミナーに変わったりと・・・相変わらず変わらない商法なんですね。
実際に相談されて、どう返しているのか気になるところではありますが・・・。
「『ネット上で簡単にできるお仕事』などと誘われて契約したが、まったく収入にならない」「売り上げを伸ばすために必要と言われ、ホームページ作成のための費用を支払ったが収入がないのでやめたい。返金してほしい」などの相談が多く寄せられています。
アフィリエイトの仕組みは、消費者がホームページやブログなどを作成し、製品、サービスなどの宣伝を書き、広告主（企業など）のサイトへのリンクを張ります。ホームページやブログの閲覧者がそこから広告主のサイトへ移行して、実際に商品の購入などにつながった場合、売上の一部が自分の収入（利益）になるというものです。
ドロップシッピングは、消費者が実際に自分のホームページなどで、商品を販売します。販売用の商品の仕入れ費用や売れた場合の手数料の支払いなどもあるため、売れたとしても、思ったほど簡単に収入にならないという場合があります。
引用：国民生活センター
ビジネスを始める前に、なんでも収支計画を立てますよね。
サイトだってそれと同じで、「目的＝アフィリエイト収益」であれば、きちんと計算を立てればより具体的になって目的に近づきやすくなります。
お小遣い感覚で数百円～♪という目的であれば別ですが、数十～百万もかけてするのはリスキーかと。
1日で数百万円儲かるなんてウマイ話はそうそうなく、古今東西に通ずる真理といった形で、頭にとどめて貰えると嬉しいです。
全然関係ない話ですが、数年前から、与沢翼さんのメールが毎日届きます。購読解除しても外れないという。