個人売買で有名なYahoo!オークションは「ヤフオク!」と新ロゴになって登場してました。
どうしてもヤフオワに見えてしまう。。(縁起でもない)
そして、今までなら無料出品数は月10回まで、プレミア会員でないと5000円以上の入札ができなかったわけですが、このたびスマホアプリからだと、出品数がカウントされない上に、入札上限も無しということで、スマホユーザを取り入れる方針の様子。
スマホアプリでヤフーオークションテンプレートが出てきそうな予感がします。
ちょっと気になったのが、以下のサービス。
宅配買取サービス「Yahoo!買取」
新サービス、「Yahoo!買取」を公開
~ “捨てる”から“リユース”へ。循環型社会構築に向けた新しいライフスタイルを提案 ~
「Yahoo!買取」は、ブランド品、本、デジカメなど、ユーザーが不要になった中古品や新古品(以下、中古品)を宅配便を使って買取り、その商品をYahoo!オークションやYahoo!ショッピングで再流通させるサービスです。
Yahoo!プレスリリース
賛否両道ありそうですが、思いっきりHardOffな展開。と思いきや
株式会社ネットオフがパートナー企業として入っているわけですね。なるほど。
買い取り価格がいくらなのかわからないですが、個人でヤフオクに出したほうが利益が出そう。という率直な感想はさておき、
リユース事業は需要があるにせよ、大手が乗り出すと古着ショップや中古店舗にとっては痛手になりそうな予見。
店舗だから古物商もとっているというのもあって、ビジネスアカウントで商材をヤフオクに出しまくってる店舗さんもいますが、リユース事業ってキワドイ商売だなぁと思ったりするわけです。
定価価格の約束を、再販制度が守っている
リユース事業に需要が出るのは、日本の「再販制度(再販売価格維持制度)」のおかげ。
再販制度というのは、わかりやすく言うと販売店が仕入れた本とかCDなど著作権(印税系)絡みの商品を、値引きさせず定価で販売させること。
これはWikiから、
日本では売れないからといって、値引きができない。本も雑誌も新聞も音楽にまで再販制度があるのは世界でも日本だけ。数年前の本でも定価です。
「高いままなら、中古でいいじゃない。どうせ古いんだし」
ということでヤフオクが、BookOffが、Amazonのマーケットプレイスがきているわけです。
Amazonマーケットプレイスでは数年前の本を、きれいな状態で、しかも1円で買えるのに、定価で買う人ってかなり変わってる。印税貢献者であれば、まだしも、そこそこネットができる人であればやらない行為ですよね。
リユース事業拡大というのもいいのですが、増えたら増えたで落ち込んでいる出版社やレーベルに更なるスパイラルがやってきそうです。